2022年はStable DiffusionやDeepL、GitHub Copilotと言った実用的なサービスが次々と登場し、いよいよAI技術は本丸の段階に入ったといった感じになってきました。世間でトレンドになりつつイマイチ盛り上がらない分野は多々あるのですが、AIはガチでしょう

で、イーロン・マスクとMicrosoftがつぎ込んだChatGPTを今更使ってみたのですが、流石に衝撃を受けました。単に質問に対して570GBのdavinci-003モデルによって構築されたAIが「それっぽいお利口な文章」を書くだけなんですが、ヒトの目からしたら体感上8、9割くらいは的を得た回答になってる。

特にAIが「相談」「提案」「判断」が出来る能力を(ヒトの目から見て)身に着けた点は非常に大きくて、ハッキリ言ってそこらのリアル人間より合理的なことが多いし、世の中の教師よりよっぽど教え方上手だからすごい。コーディングも出来るんですが、センスが結構良いことにまた驚きます。

AIは強力な人間のサポーターに十分なるとこまで来たんだなあと思いました。特に私の場合、「センス」「アイデア」という問題は非常に苦手なのです。こういう領域に対して、AIは物凄く良いサポートをしてくれます(もちろん、InstructGPTは人為的なチューニングが入ってるからそうなってるのですが)。AIすげえ~、救世主来たわぁと笑

今後の時代、こういうツールが出てくると若い人は劇的に思考能力が拡張される為、滅茶苦茶強くなると思わざるを得ません。すごいね。流石にほんまにシンギュラリティ来るかなって思った…苦笑

ただ、今のところは世間で言われてるほどノーコーディングが出来るだとかは嘘で、逆に無知は罪かなと。なんだかんだそこにあるのは単なる生成された文字なので、嘘は普通につきます。手順やコードが完全に正しいとも限りませんし、もっと良い方法があることもあります。要は何でも鵜呑みにしたり、コピペで済ますような人に向けて最適化されてる訳ではありません。

なので、今のところ「嘘を嘘と見抜けない人にAIを使うのは難しい」って感じだと思います。結構驚くように良い回答多いんだけど、「良い」って思うのは要は自分の背景知識があるからなので。これからの時代、勉強する人は確実に伸びるでしょうね。で、勉強を止めた人、楽だけしたい人(AI依存も含む)との格差は広がりそうかなぁと。。

しかしまあ、本当にすごいものを見せられたなと思いました。AI関連はちょっとしっかりウォッチしないといけないなあと思ったし、使う側にもなっていかないといけないなあと思いました。