ちょっと紹介するエントリです。

InputMimicry

「キーボードとかマウスをWindows上で押して無いのに押したことにする」とか、キーボードの入力検知とか、メインディスプレイの取得などができるC#ライブラリです。
技術的にはWin32 APIをふんだんに利用しております。 元々はマウスクリックの代わりにキーボードのキーでブラウザゲーをやりたいという、チートツールではないんですが、それ的な欲望で生まれたものです。
応用すれば簡単なエミュレーションアプリやスクショやカラーピッカーなどが出来ると思います。

extendscript-ts-template

Adobe After EffectsのExtend ScriptをTypescriptで書くためのテンプレートです。基本的にAdobeのプラグイン開発は通常CEPというのが用いられるんですが(でもソフト面は結局Extend Script)、結局のところ業務用バッチとして映像では素のExtend Scriptを使うケースは多いと思います。SHIROBAKOでも撮影の人言ってたもんね。
これは本当にレガシーなテクノロジで、近年ランタイムはアップデートされたものの基本的にはES3の世界観です。しかも、(function...で書き始めるパターンが多い。.jsxincって形でライブラリを作成しようと思えばできるんだけど、例は見ない。詰まる所、そこらの会社にありそうなVBAみたいにスクリプトの属人性が本当に高い。
でも動いちゃうの出来ちゃうんですよ。Typescriptで。と、そういうもの。これで補完や可読性を向上する設計パターンが取れるようになります。しかもCEP用に実はjsonとArrayのポリフィルが存在するんだけど、あまり知られてないのよね。
工夫ポイントとしては技術選定にはRollup.jsを採用し、安定してスクリプトは1ファイルに纏められるようにしています。また、正直この手のスクリプトのやりたいことって大体バッチ処理なので、小さいながらコレクション用のモジュールも収録して少し使いやすくしています。ESLintも採用。おまけとしてGithub Actionsのアーティファクトをアップロードしてダウンロードできるようにするワークフローも載せています。

よかったら見てみてくださいね。